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1.快適な寝室作り
快適で眠りやすい夜を過ごすための提案が、あるイタリアベッドメーカーのサイトに記載されていたので、イタリアに限定されている内容ではないが、参考までに以下に要約。

(寝室)
● 家の入り口から一番遠い場所にあるべき。
● 騒音から最も防御された部屋であるべき。
 例として、交通量の多い道路に面した家の場合には、睡眠を妨げる騒音から最も影響を少なくするために、道路側と正反対の場所に寝室を設けるべきである。
● 寝室は広過ぎず、狭過ぎずの大きさであるべき。
 寝室が狭過ぎると、息苦しさや閉所恐怖症を引き起こす可能性があり、逆に広過ぎても安全性や親密性の感覚に欠けることとなる。
● 寝室にテレビ・コンピューター・携帯などの電気製品は持ち込まない。
 これら電気製品の出す音はもちろんのこと、これら製品やデジタル時計から出る鮮やかな赤色が、快適な睡眠を妨げる原因となることが過小評価されている。 寝室は毎日そこで過ごすひとのために、落ち着いた居心地の良い環境であるべきである。
(ベッド)
● ベッドを配置に関する基本的な規則は、窓のない壁に頭部分をもたれさせることである。
 そうすることで安全性を確保し、外部からの光や冷たい空気を避けることができる。
● ベッドの足部分については、家具や壁などの障害物があってはならない。
重要なのは寝ている人の正面が閉じた空間ではなく開けていることでリラックスできる。更に、ベッドの両側が壁から離れていたほうが良い。

(ベッド配置の一例)
● ベッドは、シンプルな形で木のような自然の材料を使用してあるのが良い。
 風変わりで大げさな形のベッドは、落ち着いた休息の助けにはならない。
● マットレスは、硬過ぎず軟らか過ぎずで、しっかりと詰まっているものが良い。
● シーツは自然繊維製のものが良い。化繊製品は電気を帯びるため電界を生じさせ、安眠の妨げや皮膚のかゆみの原因となる。
● 毛布についても自然素材のものが良い。夏であれば綿製を、冬であれば羊毛か絹製を使用することにより、暑すぎず適度な温度を保つことができる。
(寝室の装飾)
● 寝室に置くものは、基本的な家具に限定することが好ましい。寝室にいる人が安静を感じられるものだけ置き、ほこりの原因となる本・カーペット・ビロード人形などで寝室を一杯にするのは良くない。ほこりは、痒みやアレルギーの原因となり、快適な眠りを妨げることとなる。
● 灯りも重要なポイントである。スタンドライト(Lampada a stelo)のように、上方向に向かって灯されるものを利用するのが好ましい。特に寝入りの際に、強すぎる明かりは妨げとなる。

(Lampada a stelo)
● 室内灯のみならず、寝室に朝陽が入り込むことを防ぐのも重要である。寝室の窓は厚くて色のついたカーテンで覆い、朝陽により早く起きることを強いられないようにするべきである。
(寝室の壁の色)
● 一般的に、平静な色である空色や青色が考慮される。眠りを妨げず静かな休息を保証するその他の色としては、淡いパステルカラー、特に緑色があげられる。
● 赤や黄色などの刺激色は、寝室には向かない。
● 白色については、特に休息に対して不利益をもたらすことはない。
2.マットレスの種類
現状イタリアの市場に出回っているマットレスは以下の通り。
● Materassi a molle(スプリングマットレス)
その形状から、汗などが乾きやすい利点がある。詰め物として使用される材質により選択の幅が増える。
● Materassi ad acqua(ウォーターマットレス)
浮遊感がリラックス度を高めるため、不眠で苦しむ人に有効。マットレスの種類の中では最も弾力性がある。
● Materassi a strati pressati(積層マットレス)
馬のたてがみや、カポック(熱帯樹木の一種)から取れる繊維で作られている。特にカポックは、オーガニック素材としてアレルギー対策に有効とされる。
● Materassi in schiuma di poliuretano(ウレタンマットレス)
弾性に優れたマットレス。
● Materassi combinati(複合素材マットレス)
何種類かの素材を組み合わせて作られたマットレス。
● Materassi in memory foam(形状記憶マットレス)
体圧をゆっくりと分散し、適度な弾力・復元力で睡眠に適した姿勢を保つ。
● Materassi naturali(天然素材マットレス)
加工工程なしの、天然素材100%使用マットレス。アレルギー体質の人など、特殊な事情を持つ人に有効。
天然素材マットレスの中でも、イタリアにおいて販売を拡大してきているのが、Materasso in latticeと呼ばれる、ラテックスマットレスである。

ゴムの木から採取した樹液を濾過し、マットレスの型の中で高温水蒸気により蒸されて成型されるこのラテックスマットレスは、柔らかいが弾性があり、ほこりも出ず、抗菌作用により虫やバクテリアに侵されないこと、廃棄後のゴミとしても燃焼に際して環境に悪影響を及ぼすことがないため、イタリアでも人気のマットレスである。


(ラテックスマットレス)
3.ベッドの種類
(サイズ)
標準的なサイズは下記の通り。
● シングルベッド(Singolo):  90x190cm
● ダブルベッド(Matrimoniale):160x190cm
● フランチェーゼ(Francese / una piazza e mezza) :140x190cm あるいは 120x190cm
(種類)
イタリアで販売されている主なベッドの種類は以下の通り。
● Letto a castello(二段ベッド)
● Letto a scomparsa(収納ベッド)

(収納ベッド)
● Letto pieghevole(折りたたみ式ベッド)

(折りたたみ式ベッド)
● Letto estraibile(引き出し式ベッド)

(引き出し式ベッド)
4.寝室に関する規則
具体的には、それぞれの州・市町村規則により定められている。

ミラノの場合においてはミラノ市居住規則により、ベッドルームの大きさに規制があり、ベッドを1つ置く場合は最低9平方メートル、2つ置く場合は最低14平方メートル(第36条第一項)で、高さはいずれも2.7メートル以上(第34条第一項)なければならない。

ちなみに、居住(家)としての有効面積は、30平方メートルを下回ってはならない(第35条第二項)、と定められている。

他方、トリノがあるピエモンテ州においては、ベッドを1つ置く場合は最低8平方メートル、2つ置く場合は最低14平方メートル(州法第34号第2条第一項)、寝室には4つ以上ベッドを置いてはいけない(第2条第三項)、ただし15歳未満の者が使用するベッドについては前項にかかわらず1つベッドを追加することができる(第2条第四項)、となっている。

ガス燃焼装置を寝室に置くことは、法律により禁止されている。
以上
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